MDR-E931SPの紹介
※コードが長いタイプはMDR-E931LPとなりますが、コード長以外の仕様は同じです。



最近、2ちゃんねるで話題になっているソニーの新型イヤホン(2003年6月発売)です。
日本のイヤホンでもようやくバランスの良いものが出たと言ったところでしょうか。
しかも実売2000円程度と安いのもうれしいところです。

ソニーの従来のイヤホンは、ドンシャリ(高音と低音が強調されている)傾向のものが多く、ボーカルを聴き辛いのが特徴でした。
ロングセラーのMDR-E868/888とカナル型のMDR-EX70/51/71も同様でした。
ソニーのイヤホンは価格の割には解像度が高いのですが、ドンシャリなので音のバランスが良いとは言えません。

ソニー以外の日本メーカーのイヤホンは安いだけで音が悪いため、オーディオマニアとしては選択肢にもなりません。
ソニーの従来のイヤホンに不満のある人は、KOSS The Plug や MX-500 のような海外製品を使うしかありませんでした。
(The Plugは改造をしないと、低音過多のバランスの良くない音ですし、装着感は最悪で脱着の手間もかかります)
The PlugとMX-500以外の選択肢ですと、Bang & Olfsen A8(実売価格13000円程度)やShure E2(実売価格9000円程度)のようなそれなりに高額なものを使う必要が出てきます。
海外製品に全体的に言える問題は、入手がやや面倒(東京や大阪でも都心へ出ないと入手できない)なことと装着したときの外観が良くないことがあげられます。
(デザインが良いと言われるA8も濃い顔をした白人にこそ似合うと言える)

MDR-E931SP/LPはこのような状況を打開する可能性があります。
2ちゃんねらーが注目するのも当然と言えるでしょう。



パッケージの外観です。
裏の写真は、文字が何とか読めるように大きめにしました。



梱包を開けるとこうなります。
MDR-EX51/71ほどではありませんが、かなり開封しにくい梱包です。



付属のポーチの下には、イヤーパッドとコードが収納されています。



MDR-E931SPです。
Lのコードが短い典型的なネックチェーンです。
コードが布で覆われているため絡まり難くなっています。



本体の拡大です。



発音部分です。



イヤーパッドを装着するとこうなります。



Marantz SA-17S1で試聴してみました。
解像度はMX-500やThe Plugと大差ないようです。
中音のMX-500、低音のThe Plugそしてバランス型のMDR-E931となるかもしれません。
ただし、MX-500とThe Plugに比べて聴き疲れしやすい音です。
MX-500よりも高音が出ているからかもしれません。

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