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HDA-5210Kアッテネーターキット(1/2)
2005年2月19日掲載
2005年2月20日追記

アッテネーターはボリュームに対して以下のような利点があります。
  1. ギャングエラー(ボリュームを絞ったときに左右の音量バランスがくずれる現象)がない
  2. 金属接点同士の接触なので音質が良い
その代わり、デテントボリュームと同様に抵抗値を段階的にしか切り替えられません。
そして、高価(今回のアッテネーターキットは15,000円)です。
ただし、このHDA-5210クラスのアンプでは有効な投資と言えるでしょう。
(注意)自分で部品を集めれば1万円以下で作ることも可能ですが、それなりに面倒かもしれません。

このアッテネーターキットは SATRI回路専用です。
普通のアンプのボリュームとしては 使えません。
+端子に抵抗をつけて簡易型常時二本型アッテネーターに改造することはできますが、その場合は抵抗値の計算を全てやり直す必要があります。


HDA-5210Kのアッテネーターキットに採用されているのは、セイデン社の"SD-32NEG 2-2-23 15°ON"というロータリースイッチです。
説明書はこれだけです(SD-32とSD-43の共用説明書)。

これがロータリースイッチ"SD-32NEG 2-2-23"です。
丸い円盤は段間シールド板です。



アッテネーターキットに付属の抵抗は22種類あります。
抵抗値の低い順番に番号が付いています。

抵抗番号
抵抗値
1
10
2
20
3
33.2
4
56.2
5
100
6
200
7
332
8
402
9
475
10
681
11
825
12
1000
13
1210
14
1500
15
2210
16
2740
17
3320
18
3920
19
4640
20
5620
21
8250
22
10000

筆者がカラーコードを読み間違えていなれば抵抗値はこんな感じです。
抵抗値がAカーブ(対数関数的曲線)を描くように設定されています。


左に回せば抵抗値が最小になります。
右に回せば抵抗値が最大になります。


スイッチを左に回し切ったときの写真です。
最小時の接点がGND端子になります。
ここには抵抗は接続しません。
+端子にはSATRI回路の増幅段の出力を接続します。


スイッチを右に回し切ったときの写真です。
最大抵抗の接点が導通していることが分かります。


ロータリースイッチの側面です。
回したときに段階的にスイッチするように板バネで押さえられた車輪が23個の凹みのある円盤を回るようになっています。
つまりこの仕組みのおかげで、回したときにクリック感が生まれるのです。


ネジを緩めると段数を減らせることが可能だそうです。
赤い矢印の示す出っ張りが回転する範囲を制限するみたいです。
筆者は試していませんし、今回はその必要がありません。

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