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初掲載日2004年9月12日
自作ステレオRCAケーブル
トモカ電気JS-65(4個840円)+モガミ電線2511(450円/m)



秋葉原のト モカ電気プロショップで購入したRCAプラグトモカ電気JS-65。
対応ケーブルは直径6mmまで。
RCAメス端子に挿入するとき、やや硬めに感じますが、その分しっかりと接続できるのかもしれません。


モガミ電線の アンバランスケーブル2511の断面。直径6mm。
秋葉原のオヤイデ電気で購入。


JS-65の構造。
シールドを通す穴に注意。


ケーブルの工作には最低でも写真の道具が必要です。
上左から右へ、60W半田コテ、半田、ニッパ、ラジオペンチ、カッターナイフ、はさみ(比較的固いものが切れるもの)。
下左から右へ、物差し、巻き尺。
半田コテは60Wのものが好ましく、30Wのものではプラグに半田をしっかりと付けることができません。


はさみでケーブルを必要な長さに切断します。
モガミ電線2511は写真右のはさみで簡単に切れました。


工作の開始です。
最初にケーブルの被覆(黒いビニール)をカッターナイフで取り除きます。
今回は11〜13mm程度の被覆を除きましたが、状況によっては取り除く長さを変える必要があるでしょう。
カッターナイフはケーブルに対して垂直に押しあてるようにして切ります。
写真にも書いていますが、カッターナイフをケーブルに対して横に動かすとシールドが切れてしまいます。
うまく行くと、写真右のように綺麗に剥けます。


この時点で部品をあらかじめ通しておきます。


シールド線を全てねじると、JS-65のシールド線を通す穴が細いので、ある程度シールド線を少なくします。
写真左のように二つに分けます。私は7:3程度に分けて、少ない方を切り落としました。
このような処理方法が正しいかどうかは不明ですが、私はこのようにして処理しました。
※この方法は見た目はスッキリするもののシールド線を全て半田付けしないので良い方 法とは言えませんね。
 少ない方のシールド線の束を切り落とさずに太いシールド線の束の根本に巻き付けても良かったかもしれません。


ニッパで白い誘電体に切れ目を入れます。
今回は切断面から5〜6mm程度のところに切れ目を入れました。
中の銅線を切らないようにしてください。
切れ目はそれほど深く入れなくてもよく、誘電体の半分程度の深さでかまいません。


誘電体の切れ目がうまく入っていれば、手でねじって外せます。


このようにして、中心導体が姿を現しました。


プラグを取り付けて、ラジオペンチで固定します。


取り付けたところです。


シールド線は、金具のくぼみ(赤い矢印)に入るように短く切ります。
※本当はシールド線を金具からはみ出さないように切るのが正しいようです。
 そうしないとカバーを閉められない種類のプラグもあります。



60Wの半田ごてで半田を流し込むようにして中心導体をハンダ付けします。


シールド線を半田付けしたところです。
下手なので半田のヤニが焦げてところどころ黒くなっていたりしますが・・・
このようにシールド線が金具に張り付くように付けるには、60Wの半田ごてが必須なのです。
30W程度の半田ごてではこうは行きません。


この状態でJS-65のカバーをネジ止めすると出来上がりです。


プラグの組み立てが一カ所終了。


両端を組み立てたところ。


二組組み立てて完成です。

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