[目次へ戻る]
SATRI -KIT用の箱の加工
2004年10月11日


最初に箱に開ける穴の位置を設計します。
今回使用する箱はTAKACHI CU-6というアルミケースです。


箱のビニールの保護皮膜の上にマジックで穴の位置を書き込みます。


穴の位置にセンターポンチで凹みを入れてから、ピンバイスですり鉢状の穴を付けます。
このようにしないとハンドドリルで穴を開けたときに大幅に穴の位置がずれてしまうからです。
このような処置をしてもある程度ずれるので、設計時に穴の位置がずれてもいいように穴の位置と穴の大きさを設計する必要があります。
具体的には、ずれそうな穴を大きめに設計したりします。


ハンドドリルで穴を開けるときは、アルミの粉が目に入らないように工作用のゴーグルをしましょう。
最初に1mmのドリルから穴を開けます。
次に2mm、その次は2.5mmあるいは3mmと徐々に拡大して行きます。


ハンドドリルで穴を開けたところです。
ただし、直径が10mmよりも大きい穴と四角い穴はまだ開けていません。
四角い穴を開ける前にその中心に10mmの穴を開ける必要があります。
そうしないと、ハンドニブラーが使えません。


左の道具が四角い穴を開けるハンドニブラー、右の道具は穴を5mm〜20mmへ拡大するテーパーリーマーです。


テーパーリーマーで穴を拡大しているところです。
手動なのでかなり大変な作業です。


小さな穴のできたバリは、その穴よりも大きなドリルで簡単に取り除けます。


大きな穴のバリはヤスリで取り除きます。


穴を開け終わったところです。


仮に組み立てたところです。
一カ所だけ再加工が必要なところがありましたが、それ以外は問題ありませんでした。


フタを閉めたところです。
これが前面になります。


背面です。

[目次へ戻る]


inserted by FC2 system